Vラインに想いを乗せて

手作り指輪 プラチナ V字

こちらは西宮市の男性が彼女さんの記念すべき二十歳の誕生日プレゼントに手作りされた指輪です。彼女さんへの愛がいっぱい込められた美しい指輪になりました。

男性は大学のキャンパスで入学したばかりの彼女さんに一目惚れをしたそうです。居ても立っても居られなくなってすぐに告白、幸いにもフリーだった彼女さんからOKの返事をもらってお付き合いが始まったそうです。「俺、運がいい方なんです。今で1年くらい経つんだけど彼女とってもいい子で、毎日幸せです!」

彼女さんがもうすぐ二十歳の誕生日を迎えられるとのことでサプライズプレゼントを企画。何がいいか考えに考えて手作り指輪に行き着いたそうです。「二十歳の誕生日って特別なのに俺は普通に過ごしちゃって何の記憶も残ってないから、彼女には思い出に残る記念日にしてあげたいなって思って。」とても良い考えだと思います。人生の節目って大切にしたいと思っていても、日常に流されて気付いたら過ぎてしまっていた!なんて事、私にも経験あります。大切な人と一緒に過ごして祝ってもらって、さらに手作りの指輪をプレゼントされたら記憶に残ること間違いなしです。

数日前のデート時にたまたま入ったアクセサリーショップで9号のファッションリングを「見てー、ピッタリ!安いし買っちゃおうかなー?」と彼女さんの号数がわかる場面に遭遇!「サイズってどうやって聞こうと思ってたから運が良かったなって(笑)」男性の運の良さに驚きながらデザイン選びをしていくことに。サンプルリングをご自分の小指につけてみながらV字デザインに決定しました。金属はとても悩まれていましたが、何色の宝石でも映えるプラチナに決められて宝石も留めて可愛くしたいと希望されました。

ワックスにお好みのVラインをマジックで描いていきます。角度によって指輪の印象が変わるので何度も書き直しておられました。「ここに想いを乗せるので間口は広めにしました!」なるほど、Vラインのところに愛を乗せるのですね!そう考えて見ていると器の様にも見えて来るから不思議です。

ヤスリを持ってからは全くお手伝いは必要なく器用に削って仕上げておられました。子供の頃から工作系は得意だったそうです。とても楽しそうに削っておられました。手作りした証拠にもなる動画と写真も沢山撮りました。動画を撮っている時は黙っておられる方がほとんどなのですが、男性は作業工程の説明や作っている心境などを彼女さんに話し掛ける様にされていました。とても良い動画になったと思います。

宝石を留める位置と種類を決めてから全体を磨いて完成です。「Vのところに愛はいっぱい乗せましたか?」とお聞きすると「はい、溢れるほど乗ってます!」と笑顔で答えて下さいました。彼女さんの二十歳を祝う気持ちと男性の彼女さんを想う一途な気持ちがさらに指輪を輝かせてくれるでしょう!

当工房での指輪のご制作、誠にありがとうございました。大切な彼女さんの記念日がこの指輪と共に輝き続けます様に…

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