大好きなピンクを添えて

手作り婚約指輪 プラチナ ダイヤモンド

可憐なこちらのエンゲージリングは神戸市からお越しの仲良しカップルの手作りです。

仲良く手を繋いだまま入店されたお二人は工房の内装を見て「ホームページの写真のまま!」「すっごい素敵〜!!」と大はしゃぎされていました。当工房で結婚式用の写真を撮影したくて選んで下さったそうです。「結婚式用とあらば頑張って沢山撮影しますね!」とお約束して指輪のご相談を始めました。

今回お二人は婚約指輪を制作したいとの事でした。交際と同棲が5年と長く、お互いの親御さんからそろそろ入籍しなさいと言われて結婚式の話が進み今に至るそうです。ですが、周りからの働きかけで話が進んだけれどプロポーズはしてない、してもらってない…ということで結婚式の中でプロポーズを企画しているのだそう。「サプライズでプロポーズをすると言うのは聞きますが、一緒に指輪を作っている写真を使われて大丈夫なんですか?」とお聞きすると「身内だけの結婚式なんで笑いを取りたいと思いまして。」納得致しました、それなら場が和んで盛り上がりそうですね!

サンプルリングを試着されている彼女さんはとっても嬉しそうでした。私が写真を撮っていると照れくさそうにされていましたが、その表情もとても良い一枚になったと思います。彼氏さんにも相談してV字ラインのデザインを選ばれました。手が美しく見えると大人気のデザインです。Vの中央に大粒のダイヤモンド、そしてその横に寄り添う様にメレ宝石を留めることになりました。これは彼氏さんの提案です。「ゆっくり石選んどき。先に俺から作るわ。」とさりげなくお優しい彼氏さん。

制作が始まりましたが、ワックスが細くなって来ると2回ワックスを折ってしまわれた彼氏さんが「見ててわかると思いますが、めちゃくちゃ不器用なんでなんかいい方法ないですか?」と言われたのでオプションで職人にサポートしてもらえることをご説明しました。まっすぐの甲丸リングを作って頂いて金属を扱う職人にV字にしてもらい宝石も留めて貰うことになりました。彼氏さんもホッとしたご様子でした。

今度はワックスが細くなってきたら彼女さんにバトンタッチして、最後の磨く作業も引き続き彼女さんが頑張っておられました。そして無事に完成致しました。「良かった〜。一時は諦めてました。ちゃんと出来て良かった!」「不器用なのによく頑張った!ありがとう!」とても嬉しそうにされていました。

彼女さんに「ダイヤモンドの横の宝石は決まりましたか?」と尋ねたら「ピンクのこれにします。」とトルマリンを指さしておられました。「出たー!ピンク好き!」お聞きすると彼女さんはピンク色が大好きで持ち物のほとんどがピンク色なんだそう。婚約指輪だから彼氏さんの誕生石かダイヤモンドにしようと思っていたそうですが、やっぱり大好きなピンクにしないと後悔すると思われたそうです。ピンク色には女性を幸せに美しくする効果があるそうなのでトルマリンを選ばれて大正解だと思います。何よりご自分が納得したものが1番だと思います。

「どう?気に入りそう?」「もちろん、大満足!感謝してます。」ととても仲の良いお二人でした。何でも言い合える明るい性格のお二人にこちらも幸せを沢山頂きました。写真も動画も沢山撮りましたし、これで結婚式もバッチリでしょうか?お二人の皆様を笑顔にしたい心が皆に届きます様に…

当工房でお作りになった指輪には万が一の変形を修復したり、指輪のクリーニングといった生涯保証がついておりますので何かございましたらご連絡下さいませ。頑張って制作された大切な指輪ですので永く可愛がって頂ければ幸いです。当工房での婚約指輪のご制作をして頂きましてありがとうございました。お二人の結婚式が素晴らしいお式になります様に…

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