指輪に風景を閉じ込めて

ハンドメイド結婚指輪 マット 平打ち

とても個性的なこちらの結婚指輪は、明石市のご夫妻が試行錯誤しながら手作りされた結婚指輪です。このデザインに辿り着くまでお二人で一所懸命に作業された大作となりました。

お二人の出会いは大学だったそうです。学部が同じで授業で何度も顔を合わせているうちに自然と一緒に行動する様になっていったそうです。奥様は四国出身、旦那様は長野出身で幼少期はお二人共大自然の中で身体を動かしてのびのびとお育ちになったと仰っていました。場所は違えど似た環境で育ったお二人にとっては大自然の中で過ごす時間が何よりのリフレッシュになるそうです。旅行も散歩もなるべく木々が茂ったところや海や川をメインに出掛けるのがお二人流だそうです。

そんなお二人は「自然に溶け込むようなデザイン」を目指すことになりました。「はっきりとコレっていうのがないんで作りながら考えても良いですか?」「もちろんです!」私どもではロストワックス鋳造法で指輪をお作りしますのでワックス原型を削る段階では何度でもやり直しが出来るのです。

指輪の幅だけ決めてからお二人同時に試行錯誤タイムがスタートしました。色々なヤスリを使って思い思いの模様をゆびわの表面に彫ったり削ったり穴を掘ったり、途中楽しそうにデザインの相談をしながら作業されていました。すると「これは!この感じ木にも見えるし波にも見えてよくない?!」と旦那様。「波には見えないけどいいと思う(笑)。それにしよっか!」「よし、決定!!」とデザインが決まったのでした。

ワックスの削り粉まみれになりながら真剣に手作りされているお二人を後で一緒に見て再度楽しんで頂けるように沢山写真と動画に納めました。完成した模様の表面にはマット加工をされました。「キラキラしているより自分達らしい感じがしたので。」と仰ってました。お二人だけの素晴らしい結婚指輪が完成しました。指輪の中にお二人の大好きな自然の風景が詰まっていますね!

宝石を追加で留めたり、刻印を入れたりとオプション加工は後からでも承っておりますのでカスタマイズしたくなったらお二人でまたご来店下さいませ。

この度は当工房での結婚指輪のご制作、誠にありがとうございました。

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