シンプルでどんなシーンにも似合う、一生物だからこそデザインにこだわって結婚指輪の手作りに挑戦されたのは小野市からお越しのカップルです。
お二人は昔からお仕事仲間の関係だったそうで友達の様な、恋人の様な、ご夫婦の様な不思議と周囲を安心感で包み込む様な雰囲気をお持ちでした。ご来店頂いた日のお二人の服装も似ていて、なんだか双子の様にも感じたのでお話をお伺いするとお二人には共通点があったのです。ミニマリスト!それがお二人の雰囲気の秘密だったようです。「余分や過剰な物事を削ぎ落とす選択をし自分にとって必要な物事を大切にする」というポリシーをたまたまお二人共が実践されていたそうです。お互いがそれに気付いてからグッと距離が縮まったと笑顔で話して下さいました。
そんなお二人ですから希望のデザインは勿論シンプル!あまりお二人共が器用でなく上手く出来るか心配という事で平打ちのデザインになりました。「丸みのあるのも候補にはあったのですが、交換してお互いのを作り合いたかったので差が出にくい平打ちにしました。それなら何とか私達にも出来るかなって。」
お二人共少しアレルギー体質かもと言われて金属アレルギーが出にくいPt950を選ばれました。弊社の金属アレルギーのサポートがある点も当工房でご制作される大きな要因になったと言われていました。
ご制作は予定通りにお互いのを交換されたので、お相手のを失敗出来ないという緊張感からぎこちないスタートでしたが彼氏さんは小さいサイズのワックスを、彼女さんは大きなサイズのワックスを互いに持ちにくそうではありましたが楽しそうに削って1時間45分で完成されました。私が撮影した制作中のお写真を早速スマホの待ち受け画面にして下さいました。「思い出って貴重な物だと思うので写真だったら待ち受けにしたりして常に思い出して楽しむようにしてるんです。」なるほど、無駄がない!
シンプルな結婚指輪にアクセントで1石ずつダイヤモンドを石留めされました。ダイヤモンドには永遠の愛という石言葉があるのでお守りにしたいと言われていました。一見シンプルだけど中身の濃いお二人だけの結婚指輪が完成しました。
当工房での指輪のご制作、誠にありがとうございました。どうぞ末永くお幸せに!!