こちらの指輪を手作りされたのは、愛知県名古屋市からお越しのお客様。
「一人で自分用にファッションリングを作りたいと思っているのですが、大丈夫ですか？」と事前にご相談のお電話をくださいました。もちろん大丈夫です！
夢だったファッション関係のお仕事につき5年目を迎えた今年、『さらに飛躍したい！』という思いを込めてお守り・相棒として世界に一つの指輪を手作りをすることに決められたそうです。とても素敵なきっかけですね。
手作りしたいデザインのイメージ画像をいくつかお持ちくださいましたので、その中からお客様のお好みのテイストや手作りの難易度などご相談しながら最終デザインを決定していきました。ご相談のお時間もとても楽しそうで、「すみません、仕事柄こういうの大好きで…」と恥ずかしそうに笑ってらっしゃるご様子に普段のお仕事中のお姿が垣間見えた気がしました。
“真っ直ぐ誠実に！”という思いを込めて指輪はストレート、上下にはきらりと輝くフチを付け中央部分は深みが出るようマット加工を。プラチナをベースに下半分のみピンクゴールドのコーティングを施しコンビカラーにすることで、普段の個性のあるファッションにも馴染むようなデザインとなりました。
全体的に太めの幅をご希望されておりましたので、職人加工の金額も合わせてお値段のイメージをお伝えすると「お金は今まで持ち歩いたことないくらい持ってきたので大丈夫だと思います！（笑）」と豪快に笑うお客様。「もし足りなかったらATM走っていいですか？！一生に一回の機会なので、とにかく自分の納得のいくデザインにしたいと思ってます！」とのことで、時々お値段を確認しつつも気にしすぎず、しっかりデザイン重視で手作りしていくことに。
お客様は服飾の専門学校に通われていたそうで、その手先の器用さにはスタッフ全員が驚かされました！「学校で鍛えられたのもあるんですけど、もともと細かい作業が大好きなんです（笑）」と笑ってお話しされながらも作業の手は止まらず、難しい中央部分やフチの形もとても丁寧に整えられていきます。
ここを削るためにこれを使っても良いですか？、こんな風に削れる道具はありあますか？、など、”どこをどう削ったら理想に近付くか”という判断がとてもお早く、数時間の制作ながらもとてもクリエイティブで濃密なお時間でございました！
「自分で服を作ったりリメイクしたりもするんですけど、今の自分の力量が活かされたすごく良い指輪になったと思います。いつか独立するのが夢なんですけど、独立したらもう一つ指輪を手作りしに来ようと思います！」ととても晴れやかなお顔で完成した指輪の記念撮影をされておりました。
今回手作りいただきました世界にひとつの相棒リングとともに独立という夢を叶えられたお客様にお会いできますことを楽しみにお待ちしております！
この度は結婚指輪手作り.comでのファッションリング制作を誠にありがとうございました！
世界にひとつだけ、お客様のオリジナルの道を笑顔で歩んでいけますように！
