手作り指輪 ハワイアンジュエリー コンビ

半周はピンクゴールドのハワイアンジュエリー、半周はシンプルな平打ちのデザイン。さらにミル打ちが華やかさをプラスして上品な雰囲気のこちらのリングは、高砂市からお越し下さったご夫婦の手作りです。このリングは奥様のお祖母様にプレゼントする為にご夫婦で一緒にご制作されました。

奥様のお祖母様は80代とご高齢ですが、現在も毎日のウォーキングと3食の自炊は欠かさず、更に20数年前からフラダンスを習い事で続けておられるそうです。元気で快活、そして面倒見のよいお祖母様のことを奥様はもちろんのこと旦那様も大好きで、何か自分達夫婦から毎日使って貰える贈り物をしたいと言うことになったそうです。電化製品や洋服など色々お考えになったそうですがフラダンスの大好きなお祖母様にまだまだ頑張っての声援を込めてハワイアンジュエリーはどうか?ならば二人で手作りしてみてはどうか?という経緯で当工房にご来店下さいました。

2日前まではハワイアンジュエリーを作ろうと思っていたところに旦那様が「いい事を思いついたんだけど!」と半周ずつ楽しむことが出来るリバーシブルな指輪はどうだろうというアイディアを出して来られたそうです。「どう思いますか?」と聞かれたので「良いと思います!お二人の手作りというオリジナリティも増しますし、何よりおしゃれでお祖母様も喜ばれると思います。」「じゃあ、そうします!」という流れでした。

どの様なシーンでも着けて貰える様に金属はプラチナ950で、ハワイアンジュエリーの彫り模様部分は華やかなピンクゴールドをコーティング加工します。指輪自体のデザインはシンプルな平打ちデザインを選ばれました。順調に制作に取り掛かったのですが平打ちの完成の途中で奥様がぼそっと「誰が模様を彫るの?私、無理…どうしよう!」と焦っておられました。旦那様も「えっ!俺?自信ないで!」となり、お二人の強い視線を感じました。「まずは本当に無理かどうか別のワックスをお渡ししますので練習してみて下さい。もし無理と判断された場合はプロの職人にサポートしてもらうオプションがございますのでご安心下さい。」と模様を描いて彫って頂く練習が始まりました。ですが、早々にお二人ともギブアップ。職人によるサポートを頼む決断をされました。

「半周は平打ち、半周は彫り模様が入りますが、その境目はラインとか入れなくていいですか?」とお尋ねするとご夫婦の会議が始まりました。そして会議の結果、境目ははっきりさせたいしもう少し豪華さをプラスしたいという事でしたので、ラインを彫って宝石を留める案と境目をミル打ちにする案を提案させて頂きました。奥様がミル打ち案を気に入って下さったので境目は職人サポートに追加でミル打ちをしてもらう事になりました。旦那様も気に入って貰えたら嬉しいとワックスをじっと眺めておられました。

宝石を留めたい時は後からでも追加加工出来ますので当工房にお持ち下さい。シンプルな平打ち部分に宝石を留めても更に豪華で華やかになりますよ。お二人の大切なお祖母様が気に入って毎日身に着けて下さったらいいですね!お二人の日頃の感謝と習い事への声援がお祖母様に届きます様に…

当工房での手作り指輪のご制作、誠にありがとうございました。

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