15年分の感謝を込めて

手作り婚約指輪 ダイヤ

岐阜県美濃加茂市からお越しのお客様の手作り指輪のご紹介です。

「今年結婚10周年を迎えるので、奥さんに指輪をプレゼントしたくて…」と少し照れながらご相談にいらしてくださった日のことを鮮明に覚えております。

その日は朝から大雨が降っており、スタッフ一同ご来店を心配しておりました。しかし、お昼頃になると少しずつ雨がおさまり…お客様がいらっしゃる頃には朝のお天気からは想像もつかないような晴れ間が!

「お足元、大丈夫でしたか?」とスタッフがお尋ねすると「はい。僕、晴れ男なので…家出た時から晴れてました」とはにかむお客様。そのお言葉にとても説得力があり、なんだか不思議な力を感じました…!

この度ご来店くださったのは、奥様へのプレゼントの指輪を手作りするため。「出会ってから5年後に結婚して今年で10周年なので、もう15年も一緒にいるんです。大きな節目だし、なんだか改めて感謝の気持ちを伝えたいなと思って…。結婚指輪や婚約指輪とはちょっと違った、記念になるような素敵な指輪にしたいです」とお話ししてくださいました。奥様をとても大切に想うお気持ちが伝わってまいります!

今回のメインテーマは”ダイヤモンド”。永遠を象徴する、強く美しい宝石ですが…「大きすぎるものは素敵だけど日常使いが大変そうだし、ダイヤがたくさん並んでいるものは定番すぎるのかなと思ってしまって…」とお悩みのご様子。せっかくのプレゼントですから、奥様にはぜひ末永く身につけていただきたいですよね♪ダイヤがメインになりつつも日常使いしやすい、そして奥様のお好みなテイストのデザインで絞っていき…

「すごく理想的なデザインです!」とおっしゃっていただいた、メレダイヤを5石、爪で留めるデザインを手作りすることに決定しました!「個性的なものが好きなので絶対に喜んでもらえると思います」と今日一番の嬉しそうなお顔にスタッフも安心いたしました♪

今回、特にダイヤを留める爪部分は非常に繊細かつ高度な技術力が必要なため、お客様にはベースを手作りしていただきながらも最終的に職人が細かな部分を調整する”職人仕上げ”をご依頼いただきました。

ヤスリを使ったものづくりは中学生以来というお客様。緊張した面持ちで削り進めておられましたが、少し経つと慣れたご様子ですいすいと削り進めていきます。「慣れる前は緊張して削れないし、慣れると今度は削りすぎないようにするのが難しいですね!」と笑いながら、理想の形に近づくよう少しずつ形を整えていきます。

「実は、自分が晴れ男だって気づいたのは奥さんがきっかけなんです。もともと僕ってすごくインドアだったんですけど、奥さんがお出かけ大好きなのであちこち連れまわされて…(笑)ある時、『あなたと出かけるといつも晴れてる!』って言われて『確かに』って気付きました。インドアだった時には気付かなかった出かける楽しさと、イベントがある時に晴れてる嬉しさを知れたのも奥さんのおかげなので、それも感謝です」と笑いながら、ひと削りひと削り想いを込めて削っていきます。

集中して手作りしていただき、約1時間ほどでとても綺麗にベースが完成しました!こちらをお預かりして、最終仕上げ、鋳造、石留めをさせていただきます。

「渡すのが楽しみです」と晴れやかなお顔で晴れ間の中お帰りになるお姿を見て、奥様のお言葉のおかげで繋がった旦那様と当店とのご縁をとても嬉しく、ありがたく思いました。

改めましてご結婚10周年、誠におめでとうございます!そして15年分の感謝を伝える指輪作りに当店をお選びいただきありがとうございました!

いつまでもお二人仲睦まじく、晴れた空の下 お出かけを楽しんでくださいね♪

どうか末永くお幸せに!

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