美しいウェーブがインフィニティを浮かび上がらせている結婚指輪です。この結婚指輪は川西市からご来店下さったご夫婦が手作りされました。
ペアルックで仲良くご来店のお二人は半年前にご入籍されたばかりの新婚カップルです。お二人とも身長が高くバスケットボールをされているそうです。ほとんどの洋服は兼用で着ることが出来るそうで、ペアルックはこの日の為にご用意されたそうです。「写真や動画を撮ってもらえると載っていたので。」と一眼レフカメラも登場!「頑張って沢山お撮りしますね!」と私も張り切りモードに。
お二人は「これが作りたいです。あんまり器用でなくても出来ますか?」と波型ねじりデザインの画像を見せて下さいました。どんなデザインでもお作り頂けますし、難しかったり苦手なところは私達がお手伝い致しますのでご安心下さい!
波型はウェーブの角度で印象が変わってきますが、お二人はウェーブをはっきりつけて出来るだけインフィニティの形をはっきり出したいとのご希望でした。バスケットボールをする時は指輪を外す予定のお二人は外した指輪を置いた時のことも考えてインフィニティにこだわっていると仰ってました。「友人が入籍のお祝いに素敵なリングホルダーをプレゼントしてくれたんで外した時はそこに飾りたいなって思ってます。バスケは激しいのスポーツなので指輪してて突き指したら怖いので。」なるほど、納得です。
はっきりした波型に削る為、太めのワックスにしっかり測りながらウェーブを描いて頂きました。お二人は描くのが苦手な様で手を真っ黒にしながら頑張っておられましたが、私がお手伝いすることになりました。ヤスリを持って削る作業になり最初はかなり緊張気味のお二人でしたが、簡単に削れていくので楽しそうに削っておられました。色んな角度から一眼レフをお借りして沢山の写真と動画を撮らせて頂きました。緊張がほぐれるにつれて旦那様が冗談を言いながら奥様がツッコミを入れるなどの場面もバッチリカメラに収めることが出来ました(笑)。
波型が理想的に出来上がったところで一度休憩をとって作業再開です。お二人ともダイヤモンドを1石ずつ留めたいとねじりの部分を仕上げていきます。かなりヤスリも慣れてきて順調に進みました。模様をつけるデザインは作り手の方の個性が出ます。ご夫婦の模様は2本のリングが一部分重なった様に見える感じに出来上がりました。お二人も画像と同じではないけど自分達らしくなったと納得されていました。自分達で手作りしたという達成感を感じておられる様でした。「頑張って作ったからワックスの指輪が輝いてみえるわー。」と何度も見ておられました。旦那様が「俺らでも出来たなぁ。お袋がめっちゃ心配しとったから後で電話するわ。」、「そやな。」と奥様。最後までノリの良い夫婦漫才の様な感じのお二人でした。
インフィニティは無限、結婚指輪なので永遠に続く終わりなき愛を表します。きっと指輪が視界に入る度にお二人で手作りした日のこと、永遠の愛の意味を思い出して頂けることでしょう。これからもお二人らしい明るいご家庭を築いて下さい。この度は当工房での結婚指輪のご制作、誠にありがとうございました。