Vラインのエンゲージ

ハンドメイド 婚約指輪 ダイヤモンド プラチナ

エレガントで飽きのこないデザイン。ダイヤモンドの輝きが美しいこちらのエンゲージリングは神戸市の男性の手作りしたものです。

一度ご制作の相談にお仕事帰りにご来店されたことのある男性で、今回はご制作とあって作業のし易い感じの服装でお越し下さいました。前回のご来店時にご予算やデザインなどのお話をしていたのですが「変更があって…」と仰られたのでどんな変更かお尋ねしましたら、宝石を増やしたいので予算も少し上げるとの事でした。前回のご相談時ではシャープなVラインで真ん中にダイヤモンドを1石留めるご希望でしたが、男性のお母様が一生物の思い出に残る指輪なので豪華にした方が良いとアドバイスを下さったそうです。お二人にとって一生に一度のことですから確かにインパクトがあった方が心に強く刻まれるのかも知れませんね!

男性は「ダイヤモンドを両側に増やして3石にしたい、それに合わせてVラインも少し優しい感じにしようと思ってます。」とイメージを伝えて下さいました。サンプルリングや画像などを見ながらデザインが固まってきたのですが「折角の手作りですからお客様しか出せない個性の様なものは作りながら考えるのも良いのではないですか?」とご提案させて頂くと「そうですね、そうします!」ということになりました。

制作が始まり驚きの連続でした。あまりにヤスリの扱いがお上手で、しかも作る工程を理解されるのも早く作業もとても丁寧で手際がいい…全く私が出る幕がなく「指輪制作を経験されたことがおありですか?」と尋ねたら笑われてしまいました。お話を聞くと釣りが何より大好きでルアーをご自分で作っておられるそうで、最近では釣り仲間からの注文もあるくらいなんだそう。「指輪作りはルアー作りと似てるのでやり易いかな。」と言われていましたが、かなりの腕前でした。その腕前を活かして宝石から伸びる両Vラインに滑らかな丸みと宝石が豪華に見える様にアレンジを加えることになりました。左右のバランスが悪くならない様に注意しながら宝石に近づくにつれて細く見える様に立体的に削られました。ワックスを削る作業なので宝石は実際には留まっていないのですが、まるでダイヤモンドが3石見えているかの様に美しく仕上げられました。

ちょうど彼女さんとはお付き合いして3年目になり、それもあってダイヤモンド3石になったということでした。彼女さんにしても今までの3年間の思い出と、3年を区切りにしてこれからを想うことの出来る素敵なエンゲージリングになったのではないでしょうか。お母様の良きアドバイス通りに豪華でエレガントな指輪に仕上がりました。ご本人様も「ルアー作りがまさかこんなにも役立つとは!」と素晴らしい出来栄えに何枚も写真を撮られていました。

「またすぐに結婚指輪を作りに来ますので!」と笑顔で言って下さいました。楽しみにお待ちしております。指輪のイメージを変えたい時などは艶消しのマット加工やコーティングで色味を変えたりすることが後からでも出来るのが弊社の特長でもあります。年齢や指輪をつけるシチュエーションに合わせてカスタマイズ出来ますので、今後とも末永くよろしくお願い致します。

当工房での指輪のご制作、誠にありがとうございました。

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